大切な言葉が散りばめられた本だった。
ホリエモンがゼロから出発しただなんて
思わない人も多いだろう。
でも、実際逮捕されてから現在までの
歩みを見ると孤独な独房から、また一つ
一つ行動することによって、自信を積み
上げていったんだな、とわかる。
元我が家の窓から真正面に見えていた
書いた励ましの言葉が並ぶ色紙に号泣して
いたことなど知る由もなかった。
メディアの露出も多い自信満々の彼からは
想像できない子供時代の葛藤や、学生時代
の放蕩生活など、我々に向けられるメッセ
ージ以外にも心動く場面がある。
小学校時代に変わり者扱いされていた彼を
認めて、親さえも褒めないホリエモンを
初めて心から応援してくれた教師。
二人のやりとりが映像として目に浮かび、
今でもその先生に感謝している彼の言葉に
不覚にも涙してしまった。
ホリエモンの本を読んで泣くとは思わなかっ
たぜ。
いくつかメッセージをここに書き出そうと
思ったが、映画と同じでネタバレになるので
やめておこうと思う。
最近色々なことが重なり、以前のように
根拠のない自信が持てなくなっていた自分
にとって
人生では何度でもスタートラインに立って
よい、
と思わせてくれる一冊だと思った。