人生が終わりに近づいたと感じる時、つまり
ここでは長生きしてそろそろ天寿を全うする
時期かという時に、友人や身内の誰かの人生
と自分のそれを比べて羨ましいな、とは口が
裂けても言いたくない。
意地になっているわけではなく、オリジナル
の人生を自分は生きたな、と思って最後を
迎えたい。
不器用な為に色々と遠回りしたけど、他の人
には真似できない人生だったなと、にやつく
自分でありたい。
オリジナルを追求すると、時には人の批判を
恐れながらも決断しなければならない場面に
立たされる。
そんな時、勇気を出して行きたい方向に進む
には、今このまわりにいる人達も100年経った
ら、みんないなくなる、という考えが必要だ。
(今後寿命はのびてしまうかもしれないが)
他人の批判、親の思惑を恐れずに選んだ道は
たとえ失敗につながったとしても、自分の軸か
らブレなければいい。
物事が丸くおさまったように見えても、自分が
遠いところにきてしまったな、と感じる事が
ある。
その違和感を大事にして、元々何をするのが
自分は楽しかったのか、何が喜びなのかを体
に聞いてほしい。
そうした自分との交流の積み重ねが、代わり
のきかない人生を形作っていく素になると
思う。