ダンスに体のクセが出るように人生にクセがあってもいい

ダンスを観るのが好きだ。

ジャンルはほとんど何でも。

 

以前はクラシックバレエやフラメンコ、

あるいはstomp、コンテンポラリー等

劇場に足を運んでいたが、今はもっぱら

YouTubeでヒップホップのダンスバトル

を観ることが多い。

関西のキッズのヒップホップダンサーの

層が厚くて恐ろしい程。将来楽しみだ。

 

 

GWの前半、東京ゲゲゲイの動画を幾つ

か続けて観た。『ゲゲゲの鬼太郎』は

曲のアレンジも良くて観ていて楽しい。

1400万回以上も再生されている。

 

他にワークショップの様子の動画があり

山口百恵の曲に合わせて数人ずつ同じ

振り付けを踊る。

 

リーダーのマイキーさんは男性だけど

ソバージュの髪振り乱してキレのある

動きとガタイの良さで迫力がある。

(芸人のコロッケさんに見える瞬間

もあるが。マイキーファン、ご免!)

 

マイキーさんが女性を従えた組の他、

小学生をセンターに据えた女性三人、

男性のみの三人等が次々に入れ替わ

って登場する。

同じ振り付けだけどそれぞれに個性的

な踊りを繰り広げる。

 

ここでは各々コミカルなアレンジを加

えていたのでわかりにくいが、全く同

じダンスを、大人数で寸分違わずこな

そうとしても、どうしても各々の体の

動きのクセというものが出る。

 

動画を見ながら思った。 

人に合わせて生きようとしてもその人

のクセが出るのも自然だ。

その踊りが楽しければ少しはみ出して

もいい。

 

でもそのジャンルが好きでなかったら?

はみ出すどころか楽しくなかったとし

たら?

他人、自分の周りの大半の人と同じ様

に生きようとしても違和感を感じる時、

もっと違う世界があるのかもしれない。

 

親や周りの大人が与えてくれる世界は

限られる。

学校で多様な生き方を示してくれる事

は望めない。

自分で動ける様になったら、自分で調

べて育った環境とは違う体験を持った

方がいい。

 

その中で自分の感覚に合う振り付けを

世界を選び取る。

そしてそれが格好の良い振り付けでな

かったとしても結果、自分が笑顔で踊

れる世界だとしたら成功。

 

不器用でいいと思う。同じ失敗を繰り

返す事があっても構わない。

 楽しく踊れるのが一番だから。

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