なんの変哲も無い商店街を歩いて
いて、ふと、横の路地に木枠の
ドアのお店が見えた。
こじゃれた雰囲気がただよって
いたので、パン屋か美容院?と
思って近づいてみると、
Bookshop と書いてある。
チェーン店が並ぶアーケードから
はずれているとは言え、ほど近い
ところに、そんなお店があるとは
最近よく訪れているのにまったく
気づかなかった。
外の地面に50円の文庫本コーナー。
小説が多い。
中に足を踏み入れると、古書特有の
においがした。
古本だけかと思いきや、新刊も並んで
いる。
エッセイや絵本。奥には洋書の写真集。
と本の種類は多岐に渡っている。
お話し会のチラシの横には、沢山の
紙芝居とそれに使う木枠の道具が置い
てあった。
親子連れが集う日もあるのだろう。
この町にはおよそ似つかわしくない
小洒落たお店にまた時間をとって
ゆっくり来ようと思った。
狙いを定めて行く駅前のブックオフ
とは違った使い方ができると思った。