家へ帰ろう おすすめ映画

アマゾンプライムのレビューで

高い評価を得ていたので、観て

みようと思った。


最後のスーツを友達に渡す旅に出る

老人の物語。


その程度の情報で観始めると、まず

抱いていた老人のイメージを

くつがえされ、狡猾な孫との

やりとりに引き込まれる。


理想的な大家族にとって、もはや

おじいちゃんは、おとなしく施設に

入って欲しい存在でしかない。


言うことをきくふりをして、、、

これ以上書くとネタバレするので

書けないけれど、人間いくつに

なってもワガママであるべきだと

感じる。

自分の望む事は断固果たすべき。


残酷な描写は出てこないものの、

ポーランドに住むユダヤ人にかつて 

何が起きたのかは想像できる。


時々入る過去の映像と短いセリフが

現在とのギャップを映し出す。


旅の道中で出会う魅力的な人々。

その人達を助け、助けられつつ、

おじいちゃんが誤魔化していた

問題と期せずして向き合う事になる。


人間の信頼関係って何なんだろう、

と考えさせられる。

長年かかって作ったファミリーより

遠い過去の友情が生きる支えに、

最後の力を振りしぼる原動力となる。


いくつになっても自分で決めて行動

することが、後悔を最小限にとどめる。

f:id:konogaiku:20211031002352j:plain