歯医者テンマツー現在進行形①

8月の初め

歯茎がかなり痛んで、以前もかかった事

のある町医者に行ったが、結局そこで

治療するのは難しいという事になった。

 

治療する為に、金属をはずす必要がある

のだが、先生が小一時間頑張って格闘して

くれても、強固なそれは、はずれなかった。

 

結果、ペニシリン系の抗生物質と、痛み止め

ロキソニンを持たされ、放り出された。

 

正確に言うと、大学病院あてに、紹介状では

なく情報提供という形で書状を発行してくれ

たのだが、放置された感がある。

 

「大学病院だったら、金属をはずすプロが

 いるから、大丈夫。」

という先生の言葉を信じて、翌日すぐに

大学病院に行ったものの、非常にタイミング

が悪かった。

 

すぐに金属の取りはずしに取り掛かってくれ

ると思いきや、

「お盆明けになります。」

と言われ、その日は提供された情報と実際の

歯の状態を見せただけで終わった。

 

「初診だから」

「はずす担当は別だから」

と言われて。

 

 痛み止めの薬は骨に悪影響を与えると信じ、

極力飲まない様にしている私にとって

冷や汗ものの事態だった。

 

抗生物質は必ず3日間飲むようにと

町医者に釘をさされている。

それで痛みが耐え難くなったら、痛み

止めを飲む。

更に問題がおきたら、町医者も大学病院

もお盆休みに入る為、大阪歯科医師会の

休日診療を受けてと言われた。

 

他の病院が休み中に診てもらえるのは

本来ありがたい事なのだけど、医師会

の休日診療には悪い印象を持っている。

 

子供が幼い頃、大体インフルエンザの

発熱は夜間か休日に生じた。

ある日のこと、休日診療をたよって

子供にインフルの検査を受けさせ、

待合室で待ったのち、結果を聞きに

再び子供と診察室に入った。

 

先ほど検査を行って下さった明らか

に80歳以上と思われる高齢の先生が、

「どうしました?」

と、初対面の最初の一言を発した。

つい十数分前に、我が子の検査をした

のをすっかり忘れている。

(カルテ見てない?作ってない?)

(うちの子、ミックスで目立つけど

    まったく覚えはない?)

 

私はつとめて冷静に

「先ほどの検査の結果は?」

と、たずね

ここで先生が我にかえったか、

看護師さんが慌てて横から入ってきた

かは記憶が定かではないが、不信感と

いうか脱力感というかその虚しさは記憶

している。

 

発熱した幼子を家から遠い医師会の建物

までわざわざ連れて行って、検査結果も

はっきり出ず、なんだかよくわからない

薬を渡されて帰ってきた。

 

そんな訳で医師会に行ってくれ、と言わ

れると心が拒否反応を示す。

いつ強く痛み始めるかわからない歯茎と

共に不安なお盆休みを過ごす事となった。

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