いい加減、良い加減、ちょうどいい事はむずかしい

よく子育てと植物育てが比べられたり

するけれど、実際に共通点はたくさん。


多肉植物を育てているが、丈夫な様で

じつは水やりのタイミングが難しい。


あげる水の量も難しい。

それでいて、あれこれ迷いながら与え

る水よりも、台風の暴風雨の方が、

多肉植物をイキイキとさせる。


さんざん室内に入れるべきか迷って

なんのことはない。

自然の脅威にさらされた方が、丈夫に

文字通りひと回り大きくなっている。


可愛い子には旅させよ、という事か。


実は去年の夏に、だいぶ多肉植物たち

をダメにしてしまった。

猛暑の中、ベランダでは暑かろうと

室内に避難させてしまったのだ。


人もそう。

過干渉は子供をダメにする。

自分で決める機会をうばい、意見を

顔色をうかがう人間を育ててしまう。


それに気づいたら親は改めるべきだ

し、子供も干渉の檻の外に逃げるが

正解だ。


そうして逃げても、自分がいざ親に

なって、子育てをする際に、余計な

干渉をしてしまうのは事実。


あるいは、過干渉になるまいとして、

放任の度が過ぎてしまうのもありがち

だ。


ちょうど良い加減は難しい。

中間の目盛りに自分を合わせられる人

なんて、一体どのくらいいるのか。


結局、どちらかに傾いてしまうものだ

が、それでいいと思う。

大なり小なり親の影響をこうむる子供。

お互いに途中で気づいて、軌道修正す

れば、たくましく人は育つと思う。


私の生き残った多肉植物たちのように。

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