小学生が朝顔を育てるキットを
運んでいる姿をたまにみかける。
多分、学校で夏休み前に種を植えて
ある程度育てたものを家に持ち帰る。
観察日記をつけながら成長を見守る。
といったところだろうか。
朝顔はやがてつるも含めてカラカラに
なり種がとれる。ひと通りの成長過程
は学べるが、もっと長期で関われる物
を育ててはどうだろう。
4年生くらいから3年間。毎年花を咲かせ
実もなるような低木はどうか。
植物とのつきあいは、人間関係にも
通ずるところがある。
水をあげないと、関係性は保てない
が、ほどよさがカナメ。
干渉しすぎ=水やり過ぎ
放任しすぎ=手入れしなさ過ぎ
油断したスキにあっという間に姿を
変えてしまうことがある。
要らない世話はマイナスになるが、
観察(見守り)は大事。悪い虫がついたら、
すばやく対応する。
他人を尊重しつつも、この行動だけは
ヤバイと感じたら全力で引き戻しても
よい。
一方で、過干渉はやはり毒になる。
特に親子関係で生じる、親はよかれと
思って行動して、子の幸せにはつなが
らない結果となるケース。
かたよりのない、バランスの良い行動
は期待が大きいととりずらくなる。
ヒトは、親になる前に、植物を育てて
他者との関わり方を学ぶべきなのでは、
と真面目に思う。