お坊さん主催の『Deathカフェ』を体験しました

『Deathカフェ』とは、死についてカジュアルに

語り合う場

 

ということで、法事の際、我々が耳にする法話

聞く、という様な事は全くなく、カウンセリング

もなく、参加した人同士で普段なかなか口にでき

ない死について、各々の経験や想いを話す、とい

う貴重な場です。

 

以前、ワオンプロジェクト主催の『Deathカフェ』

に参加した際は、ワークショップは特にない回で

看護師さん等交えて参加者で終活ノートの雛形を

見つつ、フランクに語り合った記憶がある。

 

今回は関西を中心に活躍している若手僧侶の集団

「ワカゾー」さんがゲストの対談に赴き、その中

で、今までのワカゾーさん主催のデスカフェの

テーマや参加者の反応、参加する年齢による違い

をまず聞いた。

 

そして、折角なのでこの場で『Deathカフェ』を

体験して頂きましょう、と渡されたのが弔辞例文。

TVで目にする、芸能人が亡くなった方の為に読み

上げるあの弔辞である。

 

参加者二人ひと組で、あらかじめ用意された質問

事項をお互いに質問して回答を得て、相手の情報

を得る。

その場で得たばかりの情報を弔辞例文に当てはめ

て、極めて自然な心のこもった弔辞が出来上がる。

 

質問事項も5つぐらいだが、例文がしっかりでき

ているので出来上がりが良く、自分に対する弔辞

を読んでもらうとなぜか嬉しかった。

 

戸惑ったのは、質問事項の方で、辛い時や大変な

時、苦しい時だからこそ気をつけているという事

や乗り越えるための秘策は? ときた。

 

まさに今が辛く、苦しい時だからこそ、ひとりで

自分を見つめるだけでなく、あえて人と一緒にい

ようと、このワークショップに参加すると決めて

今ココ、だったからだ。

 

私をそこそこ知っている人、事情を知っている人

初対面の人と混ざる中に身を置きたかった。

 

五つ目の質問で、生きる上で大切にしてきた事は

何ですか?

と、聞かれた。

 

いつもマイペースで自分で決める、ということと

人と接すること、と答えた。

もっと格好良いことを言いたかったのに、絞り出

そうとしてみても限られた一、二分の時間に出て

きた言葉はそれだけだった。

 

でも、あとから考えると、それが自分を、これま

での人生を表しているのかなとも思う。

これからはただ人と接する、ではなく、人と丁寧

に接する、を大切にしていきたい。

 

と思うし、そこが今悔いているところです。

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