というわけで、11月はカレーを
食卓に出す頻度が高かった。
スパイス達がモロモロの見えない
敵をこらしめてくれるのではない
か、という期待を込めて、12月は
カレーを控えたいと思うくらい
食べた。
でも、かの、国民がスパイスを沢山
食しているであろう国、インドでは
エライことになっているらしい。
うーん、スパイス以前に食事の量とか
衛生環境とか、気候とか色々な要因が
考えられるけれど…。
眉間に皺寄せて考えても、これ以上
個人的に良い策は浮かばないので、
とにかく栄養バランスを考えながら
食事するしかない。
幸い、免疫力を強化する為にどんな
食品の何の成分が有効かは、ネット
で検索すればすぐに出てくる。
そして、日本人に馴染みのある食材を
使ってバランスの良い食事を作る事は
さほど難しくない。
ネットで調べるまでもなく、家庭で
様々な種類の料理を食べて育った
経験があれば、家族が与えてくれた
知識だけでも相当蓄積されている。
我々日本人は知らず知らずのうちに
食に関して物知りだ。
（リコピンなんて聞いたこともない、
と浅草界隈でインタビューに答える
外国人観光客達を観たことがある。）
さて、今日のお昼はガッツリ食べ
たくて、職場近くの定食屋さんへ
向かった。
普段あまり摂取できていない亜鉛
や鉄を取りたくてカキフライ定食
を頼んだ。
おかずはもう一品、牛バラ肉の
スタミナ炒めがあり、そこに丼大の
豚汁がついている。アンドご飯。
明らかに食べすぎた。
健康を維持するには腹八分目も大切
だし、カロリーも控えなくては、と
反省したところで、ある高名な作家
の話が頭をよぎる。
作家はグルメで高価で栄養のある物を
よく食べていた。
一方、家人や弟子達は質素な食事を
していたのだが、作家よりもよほど
健康で長生きできたらしい。
人生でバランスを取ることは難しい
とここでまた感じた。
