自分との約束を果たす

歌手で実業家でもあるGacktが、

思春期の女の子の相談にのっている

音声を聴いた事がある。


相談は、自分は何をやっても上手に

できなくて、自身に自信が持てない

という内容だった。


「〇〇ちゃんは毎朝何時に起きてるの?」

というGacktの質問から始まった。

「7時です。」

「それなら30 分早く起きるようにして、

家の周りを歩いてみようか。」

走ってみようか、だったかもしれない。


とにかく、時間を決めて15分なら15分

だけ走って帰ってくる。


毎日続けていると同じ時間で行ける

距離がのびる。

遠くまで行けるようになった自分を

誇らしく思えるようになるから。

そして他の事に取り組む際にそれは

自信となって役に立つから。

簡単に言うとそんなアドバイスだった

記憶している。


具体的ないいアドバイスだな、と

思った。

現役女子学生に向けて、行動しや

すい提案を考えたのだろう。


私は大人になってから、何度か

小さな事を習慣化する事に意味が

あるという記事を読んだ。

結果、自分が想像もできなかった

ことを達成できる、と言われても

なかなか腑に落ちなかった。


だが、今回は違った。

朝早めに起きて支度して外に出る

というところから、だいぶ面倒な

課題だが、習慣化できたらかなり

自分に自慢ができそうだ。


とは言え、疲れていると起きる時間が

前後する私にとってはハードルが高い。


それで今私が習慣化させつつある事は

2つ。

1日に最低半紙2枚は書道の稽古で漢字

を書く、という事と、仕事の手を抜か

ないという事。


と言葉にしてみると恥ずかしい。

どんだけ仕事で手を抜いてたんかと

思われても仕方ない。


ルーティンでとっくにマンネリ化した

業務を常に工夫して、トライ&エラー

を繰り返す。小さな工夫ではあるが、

惰性でこなさない。


他には世の中の動きに常にアンテナを

はっておく。

新しく得た情報を業務の工夫に反映さ

せる。


などと偉そうに言ってしまうが、要は

今までの自分ならやらなかったと思う

事を少しだけ試してみることにした。

試し方も変えていく。


そして自分との約束を果たそうとする

時に、最も大切な事は、少しでも実行

できた自分を褒めてあげること。


頑張ってるね、今日もよくやったね。

と自身をねぎらって、心の中で

「いい子、いい子」する気持ち。


だって我々の大半は幼い頃、大した

事をしなくても

「すごいねー。よくできた。」と

繰り返し言われて、飛躍的な成長を

遂げてきたから。


決めた事を習慣にする、褒める。


誰も言ってくれない今、自分でほめ

続けて、それでどうなっていくのか

実験中だ。

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