めぐり逢わせのお弁当 おすすめ映画

余韻の残る映画だ。

観賞してから三日経つのに時々よみがえる。

つい、主人公のその後に思いを馳せるのだ。

 

インド映画というと、とにかく最後は賑やかに

ハッピーにみんなで踊る、というイメージを

抱いていた。

先日観た映画『きっとうまくいく』も時々笑え

3時間弱の作品を最後まで観終えることができた。

 

今回この映画は家族のあれこれが非常にリアル

に描かれ、お国は違えど、日本の家族が抱える

問題とさして根本は違わないなと思わせる状況

が至るところに散りばめられていた。

 

一方でお弁当を個人宅から回収して、職場に

届けるという日本には無いシステムに感心した。

そのビジネスに携わる人々を“ダッバーワーラー”

というらしい。

システムはハイテクの反対で恐るべきローテク

にもかかわらず、配達ミスは600万個に1個らしい。

 

映画のセリフでも、「ハーバード大学の分析で

完璧なシステムだと言われた。間違えが起きるわけがない。」

と自信を持ってワーラーが反論している。

 

海外に行きにくさを感じる昨今、他国の様子を垣間見れるのは楽しい。

実話かと思うほど自然に描かれている物語が

後を引いている。

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半年のビーガン生活 のとなりで

半年のビーガン生活が終わった。

終えたのは私ではなく、息子。


よかった、ホッとした。

丁度、半年前に買ったアゴダシを

どうするかな、これ、どなたかに

もらってもらえないかしら…などと

私は考えていたところだった。


彼は実験は終わった、と言って、制約の

厳しい食生活にピリオドを打った。


今年の1月から、味噌汁や煮物をつくる時も

昆布だしにしていた。

時々行くレストランの店主に、

「昆布だけだとうまみが足りない。」

と言われようが、私も出汁からつきあい

自宅では魚で出汁をとる事はやめていた。


この自宅では、がミソで、私ひとりで

ラーメンや、肉入り料理を外ではたまに

注文して食べていた。


およそ半年の精進料理的調理を経ての

振り返り。

肉の巨大ビジネスに巻き込まれていたと

思っていたが、加工食品や調味料も同じ

こと。

あらゆる商品を目の前に並べられ、

買いなはれ、買いなはれ、と勧められる

ままに、様々な物に手を出していたが、

それらがなくても大丈夫だと気づいた。


野菜中心の生活では、味付けもなるべく

シンプルにして、使う調味料は塩、醤油、

味噌、酒、味醂そしてゴマぐらい。

時々ソースも使い、散々我が家で消費

していたケチャップ、マヨネーズの出番

はなくなった。


あらゆる物が手に入る日本では、医師に

体のために食生活を変える事を勧められ

ても、欲を捨てにくい人が多い。


免疫力を強化するためにはどうすれば

よいかと日々考える中で、突然の家

の宣言に巻き込まれた私は幸運だった

かもしれない。


アゴダシに加えて、鮭や青魚をメニュー

に加えていきたいと考えている。

断捨離したあと、必要な物を厳選して

いる気持ちです。

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グリーンカーテン 利点5つ

今年初めて挑戦したグリーンカーテン

(あばしゴーヤのベランダ栽培)

その利点は


1つ!

とにかく観ていて、いやされる。

ベランダに置いた鉢からのびるツルに

茂る葉が風にユラユラ揺れている様に。


何も観る番組のないテレビを消して

緑でいっぱいになった窓の外を眺め

ながら食事をすることもある。


2つ!

空気を浄化してくれる!

4車線の道路沿いに住んでいる私には

思わぬ効果。


グリーンカーテンを作る前は窓を開け

たままにしておくと、排気ガスの匂い

が室内に入ってきてすぐに閉めていた。

現在は葉が浄化してくれているのか、

花の香りで中和されているのか定かで

はないが、窓を開け放しておける。


3つ!

虫たちを引き寄せる。

1番嬉しかったのは、てんとう虫が

来てくれたこと。赤いのと黄色いの。


生い茂り始めた葉やつるに、様々な

虫たちが絡んでくる。ハチ、クモ、

コガネムシetc…元々、虫の観察が

好きなのだ。


4つ!

室温の上昇をおさえてくれる。

これを1番に持ってくるべきところ

だが、なんせ、この長雨で気温が

低めの日もあり効果がわかりにくい。


室温がかんかん照りの日でも31度

程度におさまっていたのは効果の

現れだろう。(と思いたい。)


5つ!

植物の生態から生き方を学べる!

とにかく植物は強い。特にツル科。

ゴーヤの伸び方と言ったらもう、

細い弱いツルが左右に出てるなと

思うと、1日で長いツルに変わり

右手左手にネットに絡めて巻きつく。

巻きついたあと、がんじがらめにして

ギュッと締め上げ弱々しいツルが固い

それに変わる。別物に変身である。


伸びている中心、葉のてっぺんは

とにかく上へ上へと成長し、その

様子は、何を頼っても恥ずかしく

ないから生き残ってやるという

たくましい姿勢を見せてくれる。


まさに人間はココから学ぶべし

である。

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映画 グリーンブック

ずっと観たいと思っていた、

映画の『グリーンブック』。


なんせ『ロードオブザリング』で

大好きになったアラゴルンの俳優

ビゴ・モーテンセンが出ている。


だが、映画の広告写真を見てみると

見た目がアラゴルンを演じていた時と

まったく違う。格好良さがない。


あの当時は目がハートマークになり

いざ戦いに出陣する彼に向かって

アラゴル〜ン❣️と心の中で叫んだ

ものだ。


グリーンブックは、お目当ての俳優が

出演しているのと1960年代のアメリ

というとても大事な時代を描いた作品

なので、興味を持った。


白人のドライバーと黒人の乗客の

組み合わせで展開するストーリー。


同じトイレを共有する事など、

許されなかった時代の南部で、

きっと、実際はもっとひどい事が

あったに違いないけれど、差別を

描いた物語を充分リアルに感じた。


この映画に史実とかけ離れている

といった批判や厳しい批評もあった

のは知ってはいたが、当時の黒人の

置かれた状況を想像するきっかけには

間違いなくなる。


アメリカの人種差別の歴史の一部を

垣間見る事ができるのだ。


本や映画がきっかけになって、史実を

もっと知りたいと思う事がある。

単に真実を知りたいという興味だけで

はなく、大きな時の流れの中で、国が

人々がどう変わっていったのかを学ぶ

事は大切だと感じる。


だが、もう一つ、変わっていない面に

気づく事も重要だ。

遠くの国で起こっている大変な状況に

何年経っても変わらないんだなと思う

だけでなく、自国の現況も観察するべき。


日本に暮らし、人々の生活が良くなって、

恵まれている面に感謝はするとしても、

いざ国をあげての珍騒動が起きた時に

大して守ってもらえないと感じている人は

今少なくないだろう。


大して守ってもらえなかったという事実は

2011年の事故時も感じたし、もっともっと

遡って、終戦間近の敗北をわかっていて

情報を知らされなかった時代にも存在する。


人ひとりの性格を考えてみると、なかなか

変えられないのがわかる。

国の性格もそう簡単には変わらない。


我々のためを思っての指示なのかどうか

誰のための指針なのか、ひとりひとり

今までの国の言動を見て、よく考えて

従うかどうか決めるしかない。


大勢の意見に流されるにしても、覚悟

はいつも必要である。

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料理が嫌い

コロナ禍で、料理をする楽しさに

目覚めた人も多いと聞く。

そんな中での告白には多少の勇気

がいる。


長い間、料理が嫌いだった。

25才で自立するまで、3度の食事は

母に任せっぱなし。

お弁当まで作ってもらい、会社に

持って行っていた。


小学生の頃は、子供向けの料理本

片手に、チャーハンなど簡単な物に

挑戦した記憶があるが、年齢があがる

につれ、お手伝いすらしなくなった。


勉強やピアノのお稽古を優先していて

料理の手伝いを強要される事はなく、

それに長年甘えていた。


そして、25才で実家を出て、自分で

夕食を作ろうにも、そらで出来る

メニューなどひとつもなかった。


そんな私が自ら調理するようになった

のは、やはり人ひとりを育てる任務を

背負ってから。


栄養のバランスを考えて作らねば

ならない。

ひとり暮らしの時のように、仕事に

疲れてオムレツにマヨネーズをかけて、

おかずにする様な事はしたくなかった。


とはいえ、外の仕事と育児、家事を

並行してやっていた頃は楽しみながら

料理はできていなかった。


いま子供が大きくなって、ようやく

何を作ってあげようか、と普段から

情報を集める余裕ができた。


そして、もはや親のできる事として

美味しいモノ作る、くらいしかない。


偉そうな人生のアドバイスなんて、最も

煙たがられるし、深刻な悩みは到底親に

相談しにくく、したいとも思わない

だろう。


What can I do for you?

あなたのために私ができる事とは…


んー、これ美味しい!

自分で考えたの?すごい!


と言ってもらえるような料理を作って

提供すること。

それのみである。


喜んで食べてくれる人がいる限り、

料理が嫌い、なんて言っている

場合じゃない。

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会社のやめどき

惜しまれてやめるのか

自分の限界を感じてしりぞくのか


野球選手や相撲力士でなくても

仕事を辞めるタイミングは難しい。


転職に迷った際に、給料、仕事の内容

そして人間関係の3つの内、2つに

満足していれば辞めない方が良いと

何かで読んだ。


とはいえ、職場の人間関係がめちゃくちゃ

良くても、起きている時間の半分を占める 

仕事の内容に疑問を感じながら毎日を

やり過ごすのは良い事ではない。


なぜ自分はこんな事しているんだろう

と感じたら、自身と向き合うべき時が

来たのだと思う。


見方を変えたら情熱を持てるのか。

工夫次第で自分を努力する方向へ

持っていけるのか。


活きた時間を持つカギは自身への

問いかけにある。

時々自分に問いかけてみよう。


やりたいか、やりたくないかで

言ったらやりたくない。

と意外に簡単に心の声を聴ける

かもしれない。


そしてシンプルな答えを無視せずに

行動することで幸せに一歩近づける。

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上機嫌でいることの難しさ

他人は自分の思い通りには動かせない。

ということは百も承知。

それほど期待もしていないが、

爆弾は落とさないで欲しい。


今日一日、郵便局やら役所で親切に

してもらって、ありがたみを感じて

いた。

まあまあ機嫌良く過ごしていたのだ。

だが、夜になって意気消沈するでき事

あった。


良い事も悪い事も人が運んでくるとは

よく言ったもので、人がもたらした物

に一喜一憂しがちだ。


あまり期待していないと言いつつ、

いつも他人に期待してしまうのかも

しれない。


人に期待せず、自然の恵みの中で

人とほとんど接しないで生きて

いたらどうだろうか?


良い事が来ないのは淋しいが、

悪い事に感情を振り回される

こともない。


機嫌よく過ごしていると、

福を引き寄せると多くの本で

目にした。


でも、人と関わっていると、

上機嫌を一瞬にして壊される

こともある。

日常的に誰かと関わっていたら

避けては通れない。


不機嫌になった時、自分の気持ちを

どう切り替えるか、自らのご機嫌の

とり方をいくつか知っている人は

強い。

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