いい人はいい部分が前面に出てる人

いい人って言われる人は、いい部分が表面に

出てる人ですよ、という高校時代の教師の

言葉が耳に残る。

 

師曰く、誰にでも良いところはあるが、それ

を上手に表現できるかできないかの違いだと。

一般にいい人と認識されるのは、自分の良い

部分を沢山出せている人。

 

当時はふーん、それは誰にでも良いところは

あるだろうねえ、くらいにしか思わなかった。

学校生活では大人数の中から自分と気の合う

人や音楽という共通の趣味のくくりという選

んだ範囲でしか人と関わらなかった為、先生

の言葉はわかったようで理解していなかった。

 

いざ社会に出てみると、なんと不器用な人の

多いことか。

私も器用とは言い難いが、棚に上げさせても

らうと、折角の良い面が全然出てないな、と

か、この言動でぶち壊しだなと他人に感じる

事は多々あった。

 

そもそも職場というのは性格を隠したくても

非常にばれやすい場所である。

マメだとか、大雑把だとか、期日が守れない

とかアイデアマンだとかの特性を活かして、

適材適所にはまっていればよいがそううまく

はいかない。

 

そう、よい部分を出せる、自分を自然と表現

できるのは環境によるところも大きいと思う。

のびのびとできれば、個性を尊重される様な

場所であれば人は素直に行動できる。

 

だから逆に自分が不自由さを感じて、イキイ

キできないなと感じたら、自分を責めたりは

しないで違う環境を探してもいいと思う。

自分のテンションにあった場所があるはず。

 

いい部分という言葉にも抵抗は感じるから、

みんなの長所短所を活かして働ける場所が

理想だなと思う。


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