極めて当たり前の事なんだけれど
アクションさえ起こしておけば、
どんなにヘコむ事が続く様な時で
も、良い事は起こりうる。
スケールの小さい話ではあるが、
実例としてあげてみる。
ここのところ、停滞気味の自分の
状態に歯がゆいものを感じていた
が、書道の昇段試験をパスした事
が昨日わかり、素直に嬉しかった。
賞状は、来週頂けるらしい。
今年5月末にも似た事があった。
ショックなでき事に、人と会う
のもためらう程の自分だったが、
書だけはお稽古に行った方が
心が整う気がして続けていた。
6月初旬に沈む気持ちを抱えながら
行った教室で、受け取った賞状に
思いがけず、心がなごんだ。
その時は試験を受けた事さえ忘れ
ていたのだが。
時を大きくさかのぼって20年以上
前の話。
当時、仕事の内容が嫌でたまらなく
家族ともうまくいっているとは言え
ない状況の中、八方塞がりの精神
状態だった。
懸賞に応募する事はまれな自分だが
その時は数枚、別々の懸賞にハガキ
を一枚ずつ書いた。
ポストに投函後に書いた事も忘れて
いたので、どうかお願いします、と
祈った記憶もなく、またグレー色の
日常を続けていた。
そんなある日、一本の電話がかかっ
てきた。
懸賞の一位に当選した。賞品を渡す
ので来て下さい、という用件だった。
新しいビル（商業施設）の完成記念
として企画された懸賞の一位の賞品
は、なんと30万円分の旅行券！
無事受け取り、迷う事なく会社を
休んで家族と息抜き旅行に行った。
あのハガキを書く、という小さな
アクションが、大きなサプライズ
を呼び寄せてくれた。
やはりすべてがアクションありき
なのである。
