断捨離の目安

手にとってときめく物は捨てずに残す。


はい、こんまりさん、ただしいです。

それだけでも物を仕分けるのに十分な基準

だと思います。


でも、もうひとつ基準にしたいと切実に

思うのは、これを今捨てたとして、また

欲しくなった時に自分で手に入れやすい

物かどうか。


2度と手に入らない可能性もあるのです。


私には捨てなければよかったと、事ある

ごとに思い出す物があります。

小学校高学年で初めて自分の部屋ができ

その時に父に買ってもらった家具です。


独立した6個の立方体から成る棚。

一辺が45センチくらいのものが6つ。


赤2個、白2個、青2個で、それぞれ棚板

が付いたもの、引き出しがあるもの、

ガラスの扉が付いたものと構造が異なる。


独立しているので6個の並べ替えは自由。

色をもう少し正確に描くと、赤というより

朱色、白というよりオフホワイト。

そして青はイタリアのサッカー代表チーム

のユニフォーム、アッズーロに似た明るい

色だ。

と、20年前に手離した家具なのにハッキリ

と記憶している自分に未練を感じる。


当時は引っ越すにあたり、とにかく

膨大な量の自分の荷物を減らさなきゃ

というのが先にたち、年月を経て汚れた

それを手離す方を選択してしまった。


でも元々のつくりが丈夫で、何かしら

表面的に綺麗にする方法はあったはず。


こんなにも思い出してしまうのは、2度と

似たものを目にしないから。

家具屋さんは好きで色々見て歩くことは

あるが、出会いはなかった。

(昨日行った北欧家具専門店にじゃっかん 

寄りの物があった。私のは北欧製だった

のだろうか?)


ただ、ゴミ回収に出したのではなく、

引き取り業者に持っていってもらった

ので、綺麗によみがえって、どこかの

誰かに大切に使っていてもらえたらなぁ

と思う、未練タラタラの話でした。

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