みんな大好き!はみんなも自分を好いてくれる法則

なかなかみんな大好き!

という気持ちにはなれない。


特に職場では。

様々な年齢層の様々な背景の人達と

立場の異なる状況で接しなければ

ならないのが大半の会社。


苦手な人を避けたくても、業務上

どうしても関わらなければならな

かったり、

転職する以外縁を切る方法はない

という関係性もある。


けれども本当に同僚の皆が大好き!

思っていた時期が私にはあって、

(会社に入って3、4年目あたり)

そんなある意味パッパラパーな気分

でいる時は仕事もうまく回っていた。


うまく回っていたから私は機嫌が

良かったのか。

みんなで機嫌良く仕事をして楽しか

ったからこそ実績を残せたのか。


4、5人の小さなチームで数字の目標

があり、さらに十数名で構成された

課が4つあった。

課同士での足の引っ張り合いはなく

情報を共有してお互いのテリトリー

を尊重して営業活動がなされていた。


毎月どこかの課が目標数字を達成し、

会社からのご褒美として食事会に行く

といった活気溢れる状況だった。


給料は高くはなく、仕事内容もさほど

面白いものではなかったが、とにかく

皆と働けることが楽しかった。


上司は管理職として悩みを抱えていた

かもしれないし、仕事の処理が早い

ゆえに負担が集中し、蕁麻疹を発症

した後輩は早く転職したいと思って

いたに違いない。


細々とした問題はあっただろうが、

私は職場のみんなが好きだった。

それは決してドラマの中だけではなく

現実に起こりうる良い気が良い気を

呼ぶ現象。

それを肌で感じていた。


一転して大阪に移住した数年前。

外回りで商材を売り込む事になった私。

研修の相手として、本物の製造業の会社

社長が現れた。


一緒に、研修を受ける同期40人の前で

公開交渉をしてくださいという課題。


普段、勉強会などでは人見知りしない

私も、柄にもなくひどく緊張した。


どうしよう…、と思いながら決めたのは

初対面だけど、この人が好き!と思おう

ということ。

実際は社長がだいぶ手加減してくれたの

かもしれないが、その場をなんとか無事

に乗り切った。


怖そう、とか気難しそうと先入観を持た

ずに人と接するのは、たやすい事では

ない。

だがギャップを見つけるつもりで接した

ら、好ましい部分が見える事もある。


目に見えない心のチカラは、予想以上に

強力だ。

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