ほめられたい

初めて会った人から外見のイメージだけで

テキトーにほめられても、ほとんどの人は

嬉しいと感じるらしい。


たとえば研修で、たまたま隣になった人と

組んで、ほめあって下さい、と言われても

初対面でなんの情報もないという状況。


見た目だけで優しそう、料理が上手そう、

仕事ができそう、など良い印象を必死で

10コ言葉にすると、、、。


言葉を投げかけられた側の人は、何も

知らないくせに、などとは思わずに

これほど自分が理解されたことは今だ

かつてない、と思うそう。


ほんまかいな、とその実験を疑ってみる。

が、自分を振り返ってみても、持ち物を

ほめられただけでも嬉しかった事はある。


あぁ、そういえば先月会った初対面の

女性に、保健室の優しい先生みたいと

言われた。今ひとつどんなイメージか

ピンとこなかったけれど、多分ほめて

くれているのだろうと良く受け取った。


営業の実績とか、顧客の好評価を得た

という様な成果のわかる数字や言葉で

はない。

相手がその場だけでも自分に興味を

持って、気持ちを盛り上げるような

音声を発してくれる、その振動が

心地いいのだろうか。


なんにせよ、大人になるとほめられる

機会が少なくなる。

芸術系の仕事で成功している人が、

うらやましい。


多くの人が、ほめられる事が少ない日常

をおくっている。そんな中、ほめられると

理解してもらえたと思って嬉しくなって

しまうのも仕方ない。


いかに家族や職場の同僚、周りの人が

『ほめ惜しみ』をしていることか。

少しでもすごい、なかなかできないな

と相手を認める部分があったら、口に

出していこう。


照れたり、謙遜したりせずに、良い

振動を交わしていこ。

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